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溶剤 の配合目的情報

有機物を溶かすためのものです。溶媒ともいいます。化粧品では、エナメルを溶かすための溶剤が重要です。水、油、アルコール、エーテル、ケトンなど溶かすべき対象により、溶剤は種類が多くあります。有機物を溶かす溶剤は、皮膚のタンパクを溶かす傾向があるので注意が必要です。アセトンやトルエンのような強い溶剤は、有機物を溶解する力が強いですが、皮膚、髪、爪などを溶かすので、あまり常用はできません。育毛剤や整髪料にアルコールを使っているものが多くあります。多くの製品がスプーンなどに入れてライターであぶると、発火するほど濃いので、髪や頭皮が傷む恐れがあります。アルコールも弱い溶剤ですが、化粧水で使う濃度は通常20%以下で、すぐに揮発し、刺激剤や収れん剤の効果もあります。マニキュア液やリムーバーにも酢酸エチルや酢酸アミルのような溶剤が含まれています。

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